本日の一冊9/17 『おおきなおおきなおいも』

一年を通じて私が一番好きな季節がやってきました。
天高くうずまき肥える秋。。
私の好きな食べ物の旬は秋に集中しております。
とりわけイモ。
そう、甘い方の。
高貴な赤紫色。
加熱してふたつに割ると湯気とともに
黄金色の芳香。
いもたこなんきんという女子の好物の筆頭を占めているあれ。
イモ、という言葉は野暮ったい様を示したりしますが、
それには断固異議を唱えます。
イモ!さいこー!!
はっ。
イモ愛が高じてちょっと脱線しました。
そんな私が幼少のみぎり
ぐりとぐらと並んで
一番のお気に入りだった本が
そうこれ。


『おおきなおおきなおいも』 赤羽末吉著
昨日たまたま立ち寄った麓の町の図書館に飾ってありました。
季節柄かな。
なつかしい!
うれしくなってたまたま居合わせた知人の親子に
むりやり読み聞かせ。
イヤーやっぱり名作。
黒い線とイモカラー(鳴門金時系赤紫)だけで構成された
適当に見えていかにも秀逸なタッチであります。
幼稚園児たちの妄想のイモは
どこまでも巨大で、イモ祭りの後の
お約束さえもおおらかで素敵な展開に!!
私的には史上最強のイモ本と断定いたします。
ああ私の植えたイモたちもまもなく収穫。
私のイモがイノシシに食べられないように
みなさんにも祈っていただきたい。
おおきなおおきな おいも (福音館創作童話シリーズ)