かぼちゃの馬車

今日は冬至
陰極まる日。
つまりは昼間の時間がいちばんみじかい日ということです。
ここ数日しんしんと寒い山の家
一昨日なんか雪も降りました。
さらに冬至といえばゆず湯&かぼちゃ
ということで
今ストーブの上のやきいも鍋(今日頂いた)に
とりあえずかぼちゃ放り込みました。
おそらく一代交配の品種が先祖帰りした
勝手生えのかぼちゃは
甘みが少なくて煮物には向かないのですが
じっくり加熱したらちっとは甘くなるかな
という目論みです。
うちのおとんが、昔(戦中戦後ですね)
いもかぼちゃばかり食べさせられたので
いもかぼちゃは嫌いだ
と言っていたような言わないような。
それ聞いて、ふーん私は大好きだけどなーと思ってたんだけど
そうか、たぶん昔はいももかぼちゃもそんなに甘くなかったのだ。
砂糖は高級品だったのだし
甘み、というものが今よりもっと
スペシャルなものだったのだろうな。
そう思うと無頓着に各種甘味料(砂糖、てん菜糖、はちみつetc)
を使うのはなんだか申し訳なく。
使うならば少量を、素材の甘みを最大限利用するような
料理方法をあれこれ研究したい所です。
あ、昨日食べたお好み焼きなんて
甘み引き出し調理法の最たるものですね。
細かく刻んで、卵と粉、少量の水と醤油なんか入れて
熱くしたフライパンに流し、じわじわ加熱。
そういえば、キャベツは漢字で「甘藍」と書く。
そうこうしているうちに
かぼちゃの甘い匂いがしてきました。
まずはシンプルに天日塩とオリーブオイルなどをかけてと。

甘さはやっぱりあっさりでしたが
余分な水分も飛んでほくほくです。
そして予定外にかぼちゃの種がおいしい。
殻もやわらかくなって,木の実のような味わい。
(スプーンで何個かすくって噛み、殻はあとで出す
カボチャの果肉もなんか炒り大豆のような香ばしい香りがするぞ。
甘みのあるいもと大豆の間ぐらいという感じでしょうか。
なかなかうまい。


食べ物のことばっか書いてしまいましたが
タイトルは本屋のこと
内装外装をアレコレと考え
見積に出し、いよいよ年明け工事開始できるかというところ。
現状素朴なかぼちゃですが
これが馬車になる予定。
古いけど素材はなかなかいいんですよ。

でも仕上がったところで
馬車というよりもかわいい荷車かもね。

友達からもらった柚子と
隣のおじさんからもらった柚子で
今日は柚子風呂だ。
そして今年もやっぱり最後までもらってばかりでした。