経過報告

またもしばらくこのブログをさぼってましたが
体調も機嫌も悪くはないのです。
本屋とは違う別のワラジで少々忙しく
ここをほたくっていたという訳です。
すみませんすみません。

本屋の方の進捗状況はといえば
開業資金をお借りするために
面接に行ったのがこのあいだ。
ええ、みなさん、ご存知でしたでしょうか。
借金するための面接というのがあります。
起業する人のバックアップのために
金利でお金を融資するという
起業支援の融資枠に申し込みましたので
普通の融資よりも
細かい審査があり
通帳なんかも提出しなくてはいけません。
結構はずかしい。


そして、その審査に通常よりも
長い時間がかかっているようです。
理由は憶測ですが
おそらくは、私のここ数年の収入に
物言いがついているような気がします。

実際、学校を出て働きはじめてからの私の労働史上
もっとも低所得になっているのは事実です
世間一般の常識で考えたなら
そんなんでどうやって生活している?
と思われる額かもしれません。
ただ、低所得=貧しい
という訳でもないのは、このブログの読者の方には
大体ご理解いただけると思います。
それでも今の約五倍ほどの年収があった時よりも
カラダもココロも機嫌の良い状態にある
ということは間違いなく
食べ物をいろんなところからいただいたり
畑に好きな野菜を植えたり
こんな山奥まで友達がお土産持って尋ねてきてくれたりで
ひとりで食べきれないほどの食べ物に恵まれています。
支出が少ないのは食費だけではなくて
たとえば医療費ですが
歯の詰め物がはずれて歯医者に行った以外では
病院のお世話になることもなく
市販の薬を使う事もありませんでした。

そんな風にとりあえず機嫌良く暮らしていけてるのなら
わざわざ、借金を背負って
あたらしいことをはじめなくてもいいんじゃないか
というのも、ごもっともなことです。
それでもこの一見無謀かもしれない
山奥の本屋をやってみようと思うのはたぶん
好きな場所で
好きなことを、何かをあきらめずに
全部やるということが
実際に可能だと証明してみたいからかもしれません。
誰かがどこかでもうやっていることじゃなくて
自分だけがぴったりとはまる場所を
丁寧に作り込むようなこと
作った端から壊して作り直したり
場所を変えてみたり
その変遷があるからこそ
他の誰でもない今ここにいる自分にしか合わない
凹みのような、場所と役割を作ることができるような気がしています。