おとなりの猫

おとなりの猫、ミウちゃん。
男の子(宦官。。)たしか2歳ぐらい。
茶色くてモフモフしているので
遊びにきた友達に「狸猫」というあだ名を付けられる。

もとはといえば、
おとなりのおじいさんが、ねずみが悪さして困る
と、言っておられたのを聞いて
猫を飼うといいです!(自分は借家なので飼えないのです)
と強くおすすめし、ついには、友人の紹介で
子猫を連れてきてしまったという
そう、つまり彼は私が連れてきた訳ですが、
2年経った今でさえ、私にはちっとも懐いてくれません。
これはとんだ計算外。 
私が名前を呼んでも遠くからちらりと見るだけで
触らせてくれないだけじゃなくて、近くまで寄ってくることもありません。
なんだよなんだよ。ぶーぶーぶー。
かといって、つれないのは他所の人にだけでありまして。
となりのおじいさんとおばあさんにはべったりで
ハウスからおかえりの時間ともなれば
かわいく鳴きながら、お迎えに行くのです。
おばあちゃんが、ミウさんに何か話しかけながら
帰って来るのを見たりすると、もうかわいくてキュン死しそうです。
でも私にはあくまで遠巻き。
隣に住んでるのにホントつれないのです。

ある夜部屋にいたら、窓の外にナニモノかが動く気配が!!
何!?めっちゃコワイ!
と思って、よくよく見たらナンだ。
窓の外からじっとこっちを伺っているのはミウさんです。
でも近づいていくと、やっぱり逃げられる。
なんだよ、覗くぐらいならこっちにもちょっとは触らせろよ。
と変態じみた独り言も言いたくなるというものですが。
私は猫のこうした所も好きなので
いかんともしがたいです。
ややこしいです。
はたしてミウちゃんと触れ合える日がくるのであろうか。。
こういうのツンデレまでいかない
生殺しやんか。。
しかし猫はかわいい。