じぶんのしごとについて

自分の仕事を探し続けて
幾とせ。
最近ぼんやり見えてるというか
どうやらわかってきたような気がするのは
結局のところ私の仕事はシンプルじゃないのだ
ということ。
複雑怪奇。器用貧乏ならではのことでないと
もはや説明不可能といったところ。

幼稚園か、たぶん小学校1年生ぐらいの時かな
何かの読み物に出てきた
「ちびたえんぴつすてちゃだめ」
というフレーズがやたらと気に入ったらしく
連呼していた。
といつしか姉が言っていた。
たぶんそのフレーズみたいなものに
自分のするべきことが隠れてるって思った。
ちびたえんぴつのことをいとおしく思う
ひとのかえりみないものに
新しい価値を見つける
その見立て
みたいなことかもしんないと思う。
ないしは所謂ブリコラージュ(つぎはぎ)
で新品の材料をふんだんに使ったものよりも
ずっと複雑でふたつとないものを
つくり出すことかな。
と。
でもそれをどうやって経済につなげようかな
というのがもうひとつ悩ましいところ。
何か面白いことを思いついても
実行にうつすにあたって
お金の話をするととたんにつまんなくなるの。
でもお金がないと困るってのもまた事実。
でも、モヤモヤとしたその不快感には
やっぱり何か理由があると思ったりする訳で。
そのモヤモヤにこそ
何か神様からのメッセージのようなものが
込められてるって思うのだ。
で、
イリアム・モリスの著書
ユートピアだより」では
彼の生きた時代から遠い未来にあたる
つまり今
貨幣や政府や学校のない世界が展開されている。
いまはまだお金という道具が必要な世の中だけど
もうすぐそんなものは使わなくてもよくなるんじゃなかな
とか
そんなことをたびたび夢想します。
ユートピアだよりで、主人公がタイムスリップしたのは
2006年
だけどモリスさんちょっと読み違いかな。
そうだなーできれば10年くらい早すぎたってことで
ちょうど2016年ごろにはそんな世界が実現してるって
わたしはそんなことを信じたいと思います。
ユートピアだより (岩波文庫 白 201-1)