ウンココロ

いずれはお山に住もうと思うのですが
そこで気になるのが水回りのことです。
最近はよくトイレのことを考えています。
下水のない所に住むと、普通の汲取便所、簡易水洗、浄化槽の設置などが普通に考えられる選択肢ですが、とりあえずどれも満足できない。
かといって、水洗トイレだって、実は気に入らない。
つまり、ウンコは邪魔者かどうかっていうのが問題で
私たちは排泄物を汚い物と呼んで、フタをしてしまうことで
循環の輪を切ってやしないかと。
そのことがとても気になってしまいます。

江戸時代はウンコは金肥といってお金になったのに
今はお金を支払って処理される厄介者になってしまいました。
何者も邪険に扱うと祟りはじめるんだよ。
コワイなー。

生き物の排泄物は単純に栄養を抜き取った後の滓、
ということでは説明のできない複雑な代物だと聞いたことがあります。
ただ、生きるために排泄するのなら、もっと単純にできると。
たとえば生ゴミをそのまま土に埋めただけだと、
肥料にはならず植物が病気になったりします。
つまりは消化不良を起こすってことかしら。
人間やその他の生き物を通過することによって
植物にとって吸収しやすい状態になるのです。
つまり、本来排泄物は植物の取り分、ということではないかと。
他の生き物の取り分を、横取りするとそのツケっていうのは
あるに違いない、というか、もう色々支払ってるのかも。

でもしかし。
クサイトイレ、汚いトイレはいくらエコでも耐えられないのが本音。
臭くなくて、使った後をきれいに保てて、
しかも汲取不要、残滓や排水はにおいが少なくて肥料として使える
そんなトイレはないものか。
調べた所、今はこんなのもあるみたいだけど。
http://www.niwashigoto-hiroba.com/index.html
しかしこのコンポストイレ
水を流さないなら便器をきれいに保てるのだろうか
うーん。
さらにメタンガスも利用できたらもっといいんですが。
完璧に無駄のない循環システムトイレ
誰か急いで開発してクダサイな。

あ、タイトルの「ウンココロ」とは寄藤文平さんの名著
一家に、というか、トイレに1冊。
オススメです。