年齢の居心地

9月になるとひとつとしをとります。
つい先日37になりました。
自分がいつのまにやら37になってることにびびります。
でも案外いやでもない。
というのも不思議とあって
30代になるときなんて
むしろ楽になった感があったり。

コドモの頃からの隠居趣味のせいか
サライとか別冊太陽読んでよろこぶ女子高生
だったワタシににとって
10代のいたたまれなさといったら。
20代の居心地の悪さといったら。
通り抜けてみてはじめて
しんどかった

わかることでもあるのだけれど。

さらに自分にとって居心地がいいのは
もっと上の年齢じゃないかとさえ思う。
自分にとって居心地がいい季節というのがあるのと
同じようなものか、と
思ったりもする。
それで
器に古色がつくように
古くなるほどに味わいを増したいものです
ニンゲンも。
それには質実兼ね備えないといけないわけで
なかなかにムツカシイことではあるけども
只のメッキにならないように
基礎からキッチリ丁寧に重ねないと
と、
40前にして
今更ながらに決意するのである。