ネノクニ紀行

神様の国シマネに行ってました。
島根なので島の根?根の国です。
普段電信柱と道路にかこまれて暮らしていますが
そういうのがあんまりない風景って貴重。
高速道路から山をみて、でっかい送電線が美しくないというと
父上は工学的に美しいという。
そういわれればそういう気もする。
くもの巣は有機的だけど工学的にも正しいんだろな。

人口密度の低いことで有名なこの県ですが
神様の密度はまさに日本一。
今回は父上趣味の歴史ミステリー調査ということで
山奥の神社やら地元の図書館なんかに行ってみる。

まず父上の生家の近くにある多鳩神社


明るい道の奥に鬱蒼とした杜、車と馬は進入禁止の立て札。
馬ですか。。
苔むした岩や滝があって、
木霊とかシシガミがいるムードです。
驚いたことに
ここの神主さんは宇津巻さんというらしい。
ウヅマキさんです。私のは屋号ですがこちらは本名。
なかなか珍しい名前です。

その次は江津市立図書館。
大きな図書館ではないけれど、なかなか素敵な図書館です。
司書の方にこんな資料が欲しい、っていったら
沢山の本の中からこれはどうでしょう。
と出して来ていただいた。デジタルな検索ではなかなか難しいことです。
ちょっとした飾り付けもかわいい上に
置いてある本もきちんと選んであって、さながらセレクト図書館。
最近の図書館は本屋と同じく没個性というか
書店では入手しにくい本はリクエストしないと入荷しない上に
ベストセラー10冊も仕入れたりして、それこそまさに民業圧迫
いい図書館は知らずに行っても次々本を読みたくなるから
本好きを育てることになる訳で
地元の本屋さんのためにも良いよね。
近くに住んでたら足しげく通うなー。