巨神兵

ちょっと今、ナウシカのことを思い出した。
原発は巨神兵とだぶって見える。
作ったものの、作った方が制御不能になる感じ。
でも、あの話の中で
巨神兵がいちばんかわいそうだったんだよね。
機械であろうが、何であろうが
作った人や持ち主が愛情を持てないようなモノは
作り手にも、持ち主にも祟るって思う。
そんな不幸なモノを作っちゃいかん。
原発は作った人だけを責められない。
あれはみんなの税金で建てられたモノだったし
それって間接的に容認してたことになる。
つまり持ち主は日本の人全てってことになる。
原発自体を望んでなかったといっても、
ぜんぶ繋がってて、その一端、
クモの糸みたいな見えない糸を
多かれ少なかれみんなが引っ張った結果が
今回の事故だったように思う。
デモや署名したとこで
遠い所の原発をただちに止められん。
でも
毎日の生活は変えられる。
電気を節約したり、地産地消をする人が増えたらば
発電所を減らしてもへっちゃらだし、石油の消費量は減る。
自分ひとり動いたって何も変わらないっていう
思い込みが実は一番キケンなのかも。