あたえるやしなう

ここに来てからというもの毎朝畑に行っている。
それで毎日何かしらの発見がある。
畝を立てるために、スコップで土を掘り返すと、
同じ畑の中でも、
水気の多い所と少ないところがあるのを発見する。
虫が多いところと、少ないところ
草が多いところと、少ないところ
その違い、いろんな条件のことを考えたり
虫や雑草の種類を観察したり、
そんなことで、なんとなく
こうではないか
と気がつくことを、少しづつ条件を変えて試してみる。
水はけ、風通し、日あたりや隣り合わせになる作物の種類
同じ種類の作物で、いっぽうは虫にやられているのに
いっぽうは、比較的元気、
とすると、
その差は何かなと考える。
その微調整みたいな
パズルゲームみたいな
そういうことが面白いと思う。
これは畑だけじゃなくて、料理とか
家の片付けとか、色んなことについていえることだけど。
分類、分析、が好きなのは
乙女座A型の気質なんだろか。
昨日気になったのは
畑で、ししとうやピーマンの枝にびっしりと列をなすカメムシたち
茎の部分に所狭しと、大小のカメムシ
ひしめきあっています。
彼らの好物は植物の汁、動物でいういと
血液にあたるものです。
それをしじゅう
ちゅうちゅうと吸われているのだから
想像するに恐ろしい。
ナントカしてあげたい
と思うのだけど、
どんどこ出て来てきりがない。
でも
そんな状態でもししとうは立派に実を付けていて
ちょっと驚く。
それをさらに我々が取って食べてしまう訳だから
本当に非道いのは我々に違いないのだけど。
そんな風に、植物はただただ身動きもせずに与え続け、
いわば他の生き物を養っている。
あたりまえ
と思うにはあまりに大きなことなのかもしれない

そんな風に思ったりするよ。