パーマカルチャー

一昨年4月から12月まで
月に1回のペースで「パーマカルチャー実習コース」に
通ってお勉強してました。
パーマカルチャー
という言葉は、あまりなじみのない向きもあるでしょう。
ちゃんと説明すると長くなるのですが、
簡単に説明するなら、
持続可能な、自給的生活をするための、
住居、畑、しいてはもっと広い環境の設計方法といいますか
さまざまな技術と智恵について
学問というか、哲学に近いかもしんない。
コレあくまで私の解釈ではありますが。
オーストラリア人、ビル・モリソンさんが書いた
「パーマカルチャー」という本がバイブルで
外国から来た概念ではあるのですが、
その内容が、日本のお百姓さんが昔からしてきたことと
おおいに被るということから
(水のこと、住居のこと、作物のこと、樹木のことetc。。。)
もともと日本にあったものの逆輸入だ。というヒトもいるのです。
確かに日本の気候風土に合わせて考えると
どんどん、昔のヒトの智恵の偉大さに気がつくことになったりします。

プラモデルみたいな組み立て式の家が一般的になってきた昨今。
雨の始末、おひさまの光の取り入れ方、風の通り道などを
意識しないで、土地の寸法とか、場所の都合だけで
家を建てちゃった。ってのもよくあること。
都心で流行のタワーマンションなんて、1階から34階とかまで
ある面は全部北向きの物件があったりして
ちょっと信じられないけど
一年中エアコンをつけて、洗濯モノは乾燥機で乾かす
という生活を前提としていれば、それもアリという風に思うのかな。
それだと原発がないと困るわけだ。

住まいが自然に沿っていれば
エアコンはいらないし
洗濯ものも、お日様でばしっと乾く。
暖房も効率良くできる。

家の隣の畑で収穫する、とれたての作物なら
特別な調理をしなくてもとびきりのごちそうになる。
虫も鳥も獣も、やっかいものではなくて
愉快な隣人になる。
パズルを組むみたいに、生活の回線を
つないでいったら、自分の居心地のいい
「住処」が作れる。
面倒と思えば、面倒に違いないけれど
お仕着せの中で暮らすよりも
ワクワクすることが沢山あると思うのだ。
高知には「のうがいい」という言葉があるけれど
これは、使い勝手がいいというような意味。
この言葉にはっとしました。
工夫屋にぴったりの言葉だなぁと。

そんな「のうがいい」暮らしとはどんなものか。
誰かの、ではなくて、自分の凸凹にあった
「のうがいい」を考えてみたいと思います。

またもや枕が長い。。
つまりは、「パーマカルチャー」とはなんぞや。
というお話会が、2月13日(月)に
高知市内の「まーさん堂」にて
日本でパーマカルチャーを広めた第一人者
設楽清和さんのお話会が開かれます。
夜19時から 高知市愛宕町
「まーさん堂」2階にて。
当日昼13時からは、香美市香北町にて
注目の「ロケットストーブ」講座も開催予定。
詳しくは、うずまき舎までお問い合わせ下さい。
mail:info*uzumaki.cc (*部分を@に変えて送信して下さいね)
チラシのデータを送信もできます。

で、ロケットストーブとはなんぞや。
という方にはこちらどうぞ〜
http://cgi4.nhk.or.jp/eco-channel/jp/movie/play.cgi?movie=j_face_20110910_1441
熱効率がすばらしく、煙もほぼ出ないとか。
私もはじめは半信半疑でしたが。
作るのたのしみー♪