ふろしきひろげまShow

先週の雨で今週末、29日に順延となったアースデイ
会場内で同時開催されますイベント
その名も「ふろしきひろげまShow」
去年に引き続き、ことしもやります!
コレ、主催者としては
ふつうの出店と違って、目に見えて利益らしきものはございません
じゃぁ何でやってんの?
と思われる向きもありますでしょう。

その理由のひとつにこんなことがあります。


以前、取り壊し前の廃屋に
入ったときのことです。
その廃屋には
もう使われない、顧みられない。
家屋の解体が終われば、
そのガレキもろとも捨てられる運命。
という物がたくさんあふれていました。

そんな薄暗い廃屋の中を歩いていると
わたしたちの声が聞こえてるならなんとかしてよって。
そんなメッセージが聞こえたように思ったのです。

自分がされたらいやなことは人にもするな
ということは常識だと思うのだけど
(これだってちゃんとできてないことはありますが)
モノに対してはどうでしょうか。
これさほど好きでもないけど、
安いからこれでいいか。
飽きたら捨てたらいいし。
とか、
モノを買う時にはよくあることなのかもしれないけど
たとえばそれとおんなじ事を
彼氏や彼女に思われてたらどうなんだ?
ちょっと考えてみてほしいのです。
それは当然、ものすごく傷つくってみんなわかるはずです。
で、そういう心って、言葉にしなくても
どうしようもなく伝わっちゃうと思うんです。
人間相手じゃなくても
そんな気持ちを少しでも心のうちに
もって暮らしていく
ということが、
自分の心に、しいては生活全体に
悪いムードをもたらさない訳がないんじゃないの
って
私は、ふとそんなことを考えたのです。

ふつう、年を重ねるごとに持ち物は増えていきます。
でも、過去一年間で一度も使わなかった
というものも沢山あるのではないでしょうか。
出番がなくて、持ち主さえもその存在を忘れかけている
というようなことは、人間におきかえると
とてもさみしくてかなしいことです。
不機嫌な人が隣に居ると
なんとなくこちらまで不機嫌になるように
使われなかったり、大切にされなかったりして不機嫌なモノも
持ち主を不機嫌にさせるんじゃないかと
そんなことを考えました。
だとしたら、
私は彼らをできるだけはやく
なんとかしないといけないなと思ったのです。


そんな不遇なモノ達を
ちゃんと使ってくれそうな所に里子に出す
その集団お見合いのようなイベントが
この「ふろしきひろげまShow」な訳ですが
それからさらに、すすんで
リメイクして気に入るようになおす。
ちゃんと大切におつきあいできるものしか持たない。
こわれてしまったものを修理補修する
そんなことを地味に続けたいと思っています。

そこで「費用対効果」なんてナンセンス。
損得じゃなくて自分の気持ちいいようにしよう。
というのが
小さなきもちいい循環へ
私が少しずつでも着実に
繋げることのできる手段なのだと
そんなことを思っています。

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ふろしきひろげまShowについて
くわしくはうずまき舎のホームページで。