今日の一冊 9/12『ロケットストーブ(改訂版)』

本屋さんをはじめるにあたり
物件が決まらないと
内装も、ショップカード製作も、皮算用さえもままならぬ訳ですが
そのじりじりした時間
少しでも本屋らしき仕事をやって
今後に備えたいと、斯様に思う次第でございます。
ということで、とりあえず今読んでる、または最近読んだ本を
毎日!(...。)
なにかしら!
おすすめして行こうと思います。
と、てはじめに本日のおしながきは
一番最近購入した本についてにしておきましょうか。
それはコレ。


『ロケットストーブ(改訂版)』
イアント・エヴァンス、レスリー・ジャクソン共著
日本ロケットストーブ普及協会編集


です!
その筋ではすっかりおなじみのこの本。
密林では買えません。
私は農文協の通販「田舎の本屋さん」
に注文しましたが、ナント送料400円。
少しかなしい。
それはさておき。
我が家はお風呂も灯油ボイラー
冬の暖房の主力は灯油。
調理と台所の給湯はガス。
という燃料事情でございます。
そこに直撃する昨今の燃料高騰!
冬が来るのがオソロシイ。
と、裏山には雑木がおいしげり、
夏の間、原始的手ノコで必死の伐採剪定。
ひと昔前なら貴重な風呂の薪になりそうなこれらも
現状裏にほったらかし。
であります。すごい邪魔。
これを燃したい。
しかしながらただ燃すのでは貧乏根性(もとい、もったいない精神)
がゆるさない。
その熱でなんとか暖を取ったり、煮炊きしたりできんもんか。
そういう野望を持ちつつも山で3度目の冬。
しかしあこがれの薪ストーブも
適当な薪が作れなければただ邪魔な鉄塊な訳です。
ばんばんチェンソーをふりまわして斧で薪割り
とか私には正直いって無理です。
てか、それが出来たらもう一生一人でいいってことやん。
そんなんいやや。
(いや今問題はそこではない)
でも、灯油買いたくない。
ちゅうことで、
やっと登場『ロケットストーブ』
な訳です。
この本をずいぶん前から買おうか買うまいか迷い続けて
このたびようやく購入。
何しろこれなら、従来の薪ストーブより格段に高い燃焼効率で
薪の量は少なく済む上、針葉樹や竹でも燃せると聞き及びました。
すばらしい。
せいぜい工作好きな女子
というレベルだけど
やってやれないことはない。
高知にはマンションを建ててしまった人さえいるのだ。
と、鼻息荒く、この教則本を取り寄せ
ガツガツと読み進め、ふと。
こりゃ、少なくとも借家で素人工事でやるのは
実験的な施工ができて
その結果、家燃しても大丈夫な場合(どんな場合や)
だけやんな。
という残念な結論に到達。
燃焼と排気のシュミレーションやら
細やかな設計やら、
そういうことが好きなエンジニア肌の人なら
それも楽しくやれそうだけど。
そうじゃない大部分の人には(私もこちら)
ファンタジーだぜ
と思うに至りました。
もちろん根気づよくやればできないことはないはず。
私レベルなら少なくとも3回ぐらい、試作して
作り直すぐらいの覚悟で臨みさえすれば。。
しかしいまのところ私にはそんな覚悟はない。
ここに来て冷え性は改善しつつあるものの
それでも寒さに弱すぎるので、早く暖かくしないと死ぬ。
とばかり
根性なしは割とあっさりあきらめる。
しかし数年前にこしらえた、(てか、ほとんど作ってもらった)
調理用の簡易なロケットストーブは
なかなかすぐれものです。
たとえばガスが止められても
これがあれば、なんとか飯は炊けるのだ。
この構造で設置と運用が手軽なら爆発的に広まるよなー
と思いつつ。
こっちは私の仕事ではない気がするので(てか、できない。)
他の人に期待しよう。
と、調べるとこんなのもあった。
https://sites.google.com/site/tetsutokinomise/xin-ran-shao-fang-shirokettosutobu
名前がケチキュートだって。ぷ。でもこれいいなぁ。
まだまだ進化しそう。