おんがくについて 其の弐

流行の音楽ではなくて
ラジオやお店で流れていてふと気になった音楽
そういう音楽にカードの占いのような意味を感じることがあるんですが。ありません?
ipodのシャッフル機能を使うとなおさらそんな気がする。
なにげなく歌を歌いながらスイッチを入れたら
同じ曲が流れ出して驚いたり
特に気にせずに流しっぱなしにしてたのに
ある一曲だけがすっと耳に入ってきたり。
詩、というものは一体何なのか
たまたまそこにある、ということは偶然かどうか。
意図ではなくなんとなく生まれて来たもの
コントロールできないものにこそ
受け取るべきメッセージがあるのかも。
そういう風に考えるのはロマンチックすぎて
アブナイ感じが漂っちゃうのかもしれませんが。
偶然と思うにはちょっとおかしいこともあるもので
シャッフルだから100曲入ってたら100分の1、
のはずが、やたらかかる曲があったりすると。
なんでだ?
と思わずにいられないわけで。
ipodこの曲好きなんか。とか
機械に人格すら感じはじめたりする始末。
そうやって去年の丁度今頃。
やたら繰り返してたのは
The drifter、という曲。
Roger Nichols & The Small Circle Of Friends
というグループの曲。
このグループの曲はメロディが美しいので大好きで
よく聞いてはいたけれど
流して聞いていただけで歌詞の意味を理解するほどの英語力がこの私にあるはずもなく。

あんまりなんで、しまいこんだCD引っ張り出して
歌詞カードをじっくり読んでみる。と。
その時の自分のテーマといってもいい内容だったりして。
どうやらipodの中にはちっこい神様がいるらしいです。
そうして、それから1ヶ月あまり
去年の六月の末、9年間いた会社をやめたんでした。
THE DRIFTER
(Lyrics : Paul Williams / Music : Roger Nichols)
Steve Lawrence


Once again
There's a feeling inside of me
Nothing new
I've felt it before
Like the voice of hunger
Inside of me crying out
There's got to be more

I'll put my faith
In the arms of an open road
And you can come along
If you choose

'Cause there's places
That I've never been to
Sunsets to be ridden into
Not a lot I can do
But give in to the drifter
There's a drifter in me

Though I've tried it
I'm just not a settler
And nine to five
Don't make it with me
Why deny it
It makes me feel better
To come alive
And prove that I'm free

I wear no chains
And I carry no heavy load
So much to gain
And nothing to lose

'Cause there's places
That I've never been to
Sunsets to be ridden into
Not a lot I can do
But give in to the drifter
There's a drifter in me