ふろしきひろげまShow

昨日のアースデイズ高知にて
無事終了いたしました。
結果。
予想以上にもらっていただきました。
私も沢山(じつは2風呂敷)出しましたが
残った品物は2個。(つまりは1風呂敷あたり1個)
捨てない断捨離、まずは成功ではないでしょうか。

少しばかり昔のこと
モノはたいへん貴重で、
あらゆるものが、くたびれるまで使いこまれ
こわれたらなおしてさらに使われ
いよいよとなると、燃料になったり
何らかのリサイクルにまわされたりしていました。
モノに敬意を払う、大切にする
ということが当然とされていた時代のことです。

今や各家庭に使われないモノがあふれ
おざなりに扱われたり
価値のないものとして
ゴミ箱に捨てられたりしています。
そんなモノを見てなんとなく、痛ましいなぁと思うのです。

私が2年程前に会社をやめてから、しばらくして
実家の片付けに明け暮れた時期があります。
両親が今の場所に引っ越してからおよそ30年足らず
LDK団地の一室で、家族5人。
子どもが出たり入ったりしながら
徐々に使っていない物が増え
何年も前から、暮らしにくい状態にありました。

20年以上目も通していない父の本
同じく20年以上も袖を通していない母の服
使わなくなった食器や趣味のあわないギフト品
私たちの教科書や教材類。
日々使っているものと同じか、それ以上の品物が
押し入れや箪笥を占領していました。

これらを捨てて、収納スペースは
実際に日々使うものにあてたなら
生活スペースはもっと増えて
スッキリと過ごしやすい家になるではないかと
使っていないものは捨てた方がよいと
父親に提案しましたが
返答は否。
もともとワタシの持ち物である、人形やぬいぐるみについても
私のものだから、私の判断で捨てるから。
と話すと
父は、
「おまえは頭がおかしいのと違うか。」
とのたまう始末。
そのときは困ったな
と思ったのですが
でもしかし。
よくよく考えると、父の主張まったく間違ってはいません。
頭がおかしいのは私の方だったということが今はよくわかります。

妥協案として、それらの品物を段ボール箱に詰め
私が借りていたトランクルームに運んで
実家のスペースを確保しました。
それらの品物がまかり間違ってというか
昨年引っ越して来た、高知のアパートにも搬入されてしまいました。
つまりは今の私の家に、実家の不要品が沢山あるのです。

すでに両親の目の届かない所にあるそれらの品物を
こっそり捨てるのは簡単でしたが
そんなことができようはずもありません。
フリーマーケットやリサイクルショップ、
オークションも利用したことがありますが
そんなことをしても劇的には数が減らないものです。

今回は段ボール箱1つ程度しか持ち込まなかったにせよ
そのほとんどが、ありがとうのメッセージが書き込まれたメモと引き換えに
誰かにもらわれていきました。
アースデイズ終了後、
それらのメッセージをしみじみとながめながら
ココロの重荷だったものが取れたようで
すっきりとした気分を味わいました。
こちらこそもらってくれてありがとうございました。

そういう気分です。

きっとまたやろうと思っています。
こんなすがすがしい気分を
またみんなと分かち合いたいなぁと思います。
ご協力いただいたみなさんありがとうございました。