放射能とTPP

カクカクといいながら
全然書かずに2週間ばかし。
文体練習もままならずです。
好きなことについてしかかかないぞ
とはいいましたが
ちょっと気になることがあるので
今日はそのことを書いてみる。

ついったーの方には少し書いたけど
コマギレだと
ちょっとわかりにくく。
ここで覚え書きのように残すことにしようとおもう

私はツイッター上で
震災で子どもの被爆について
心を砕いているお母さんを何人かフォローしている。
ほとんどが会った事もない方達ですが
たぶんみんな同世代なんだと思う。
私には子どもがいないけれども(ハイ。それ以前の問題ですね)
同世代のひとたちは、
同じような教育を受け情報を浴びて生きて来た人達だ。
ただ、その中でも、放射能のことを本気で危険視している人は
どうやらさほど多くない、という
今の現実がある。
もしかしたら、声をあげたり
行動に移さないだけなのかもしれないけれど。
でも、そのツイッターでつながる母たちはみな
なんとかして子どもを守ろうと悩みながら
毎日ごはんを作ったり、こどもの様子を気にかけている
ふつうのおかあさんたちだ。

そんなおかあさん達のつぶやきの中に
最近、某有名製菓メーカーの某有名商品は
すべて外国産の材料を使用しています。
というツイートがあった。
これは
以前なら、その商品をチョイスするのはよくない
という情報だったはずだ。
でも、
今回の場合、
その商品が安全である、
という文脈でのツイートである
明らかに。
それを読んだ時に
あっ!
と思ったのだ。


その邪悪な仮説に
そんなことがあってもいいのだろうか?
と思った。
というか
そんなことを疑う自分がどうかしているのかもしれない。
口にするのもはばかられる。
でもそうだとすると
いろんな疑問に説明がついてしまう。

その放射能の被害と、TPP、という
アルファベット3文字の謎の協定の
関係について。
最近まで、偽装問題やフェアトレードの見地から
国産の、それもより身近な産地で取れたものを
という流れが、確実にあったのだけど
少なくとも今の関東においては、近郊の野菜よりも
へたをすると、海外で生産された物の方が
安心感があったりする。

この状態のまま、
その協定とやらが始動する、
というのはどういうことか。
線量の高い野菜と、遺伝子組み換えの野菜は
どちらが安全か、
なんて考えたくない。
どちらも嫌に決まっている。
ここまで邪悪なことを考えられるとしたならば
次に考えるのは、どこか西日本の原発
ふっとばすことだ。
爆弾を埋め込まれているこの国は
奴隷であることをやめようとしたのなら、
たちまち手綱を引き締められるのか。
こんなことを書きとめて
あのときは悲観的すぎたと
将来笑いたいものだ。
ただそれが自ら埋め込んだ爆弾だとしても
処置は同じだ。
まずは埋め込まれた爆弾の着火装置を
どうにかして止めなくてはいけない。

痛みを薬で封じ込めても解決にはならない
痛みは警告でメッセージだから
その原因を見極めて、患部だけでなく
体全体を慎重に整えるしかない。
痛みだけに蓋をしたところで
さらに大きく、複雑になって鳴り響くだけだ。
その薬にあたるのがデモや署名かもしれない。
それで解決しないということは
今回の災害で、悲しいほど残酷に証明されてしまった。
どんなに無視されても辛抱強く声をあげていた人達の心配と警告が
目の前で現実にくりひろげられているというのに
それでも全国の原発は止まらなかったのだ。
そして今でも止まっていないのだ。

病気に対処するのに必要な事は
病原菌を殺すことではなくて
彼らの居心地の悪い環境をつくりだすことだ。
それは大抵、宿主にとって快適な環境だったりする。

電力において、その環境づくりとは
供給が需要を上回るようにすることではないだろうか。
買い手がつかないものを生産し続けると
自然としぼんで来る。
そして、今ラジオから
玄海原発が再起動したというニュースが流れた。
原発は全部止めた上で、
鳥居を建てる。
馬鹿げているといわれるかもしれないけれど
我々ひとりひとりが招き寄せたその鬼神に対して
もはやそれぐらいしか方法もないような気がしている。
こどもらや、これから生まれてくる未来のひとたちに対して
これまで漫然と便利を享受してきた我々大人は
ただ死んでいくだけではつぐないきれない
重たい責任を背負っていると思う。
ここまでえらそうなことを書き立てた上は、
自分の内側から何かを変えて行かなければと
そんな覚悟のための覚え書きとして。
2011.11.4