これでいいのだ

私は麻雀に興味がない。
ドンジャラぐらいしかやったこともない。
だけど、その世界でひとり
すごく興味のあるヒトがいる。
その人は伝説の雀鬼といわれたヒトで
その人はナント20年間負けた事がなかったそうな。
興味がないだけあって、麻雀のルールとかあんまりわかってないんだけれど
将棋とかと違って、麻雀は廻って来る牌に左右されるのだから
先読みとか駆け引きができればいいってもんでもない気がする。
だけど20年間ともなると
それは運だけで片付く話でもなさそうである。
知ってる人もいると思うけど
その人とは桜井章一氏のことである。
彼の著書を読んでいて気がついたのは
この人は、全く違う分野だけれど
私が大好きな人達と似通った感覚を持っているんではないか
ということ。
その人達というのが、たとえば
野口整体創始者野口晴哉
自然農の福岡正信
陶芸家の河井寛次郎
このご三方なのですが
この人達の共通項というのは
あくまで私の主観ですが
直感のするどさと軸のブレなさ。
そしてその似通った感覚とはつまり
普通の人には見えない、何か重要なことに
気がついていた
ということではないかと思うのです。
それぞれ、あるタイミングで
「これでいいのだ」
というあのバカボンのパパの名言のごとく
何かを悟っている瞬間があって
それをすとんと受け入れている。
ちょうど解脱して生きながら仏になっちゃった人のような印象を受けるのです。
あるいは仙人か。
でもこのお三方は既に故人で
桜井氏はご健在である。
生きてる仙人。
というと失礼か。
お会いしてみたいような。でも正直ちょっと怖いような。
何しろ彼は気になる御人なんである。
そんで、その秘密を
そのアナザーサイドを
私もちっくと覗いてみたいとか
大それたことも考えるんである。
すこやかな生き方のすすめ
オヤ。ばななさんとの対談本なんてのも
出てたのね。
他の本のコワモテ風に比べると随分と印象が違いますネ。
読んでみよっと。